カナリエキスとは?使い方・ナンプラーとの違い・簡単レシピ3選
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「カナリエキスって何に使うの?」「ナンプラーで代用できる?」「イワシエキスとどっちを買えばいいの?」
韓国料理のレシピを見ていると時々登場する「カナリエキス」。名前は聞いたことがあっても、何から作られていて、どう使えばいいのかよくわからない——そんな方は多いのではないでしょうか。
この記事では、カナリエキスの基本から、よく比較されるイワシエキス・ナンプラーとの違い、キムチ以外にも使える活用法、そしてすぐに試せる簡単レシピまで、まとめて解説します。
この記事を読めば、カナリエキスを迷わず使いこなせるようになります。
カナリエキスとは?
カナリエキス(韓国語:까나리액젓 / カナリエクチョッ)は、イカナゴ(玉筋魚)を塩漬けにして長期間発酵させた韓国の魚醤(ぎょしょう)です。
「カナリ(까나리)」は韓国語でイカナゴのこと。日本では兵庫県や香川県などで春の風物詩として親しまれている小魚で、韓国では古くからこの魚を使った魚醤が調味料として使われてきました。
韓国産のイカナゴを塩と合わせ、1年以上かけてじっくり熟成発酵させることで、魚の旨味が凝縮された琥珀色の液体が生まれます。これがカナリエキスです。
韓国の家庭ではキムチ作りに欠かせない調味料として知られていますが、実はキムチ以外にも幅広い料理に使える「万能うまみ調味料」です。
カナリエキスの基本情報
カナリエキスの原料はイカナゴ(玉筋魚)と食塩で、製法としてはイカナゴを塩漬けにし1年以上発酵・熟成させて作られます。原産国は韓国で、代表的なメーカーとしてはCJハソンジョン(河善貞)や清浄園(チョンジョンウォン)があります。味の特徴は淡白ですっきりしており、生臭さが少なく、後味にほんのりとした甘みがあります。保存方法は、未開封であれば直射日光・高温多湿を避けて常温保存、開封後は冷蔵庫で保存してください。
カナリエキスとイワシエキスの違い
韓国の魚醤には、カナリエキスのほかに、イワシエキス(韓国語:멸치액젓 / ミョルチエクチョッ)があります。どちらもキムチ作りに使われるため、「どっちを買えばいいの?」と迷う方が多い調味料です。
両者の違いを整理すると次のようになります。
カナリエキスの原料はイカナゴで、味わいは淡白・すっきり・後味がほのかに甘い傾向があり、生臭さは少なめです。向いている料理としては、カクテキ(大根キムチ)、コッチョリ(浅漬けキムチ)、水気の多い素材のキムチ、ナムルの和え物、炒め物や煮物の隠し味などがあります。
一方、イワシエキスの原料はカタクチイワシで、味わいは濃厚・深みのあるコクが特徴で、生臭さはカナリエキスより強めです。向いている料理としては、白菜キムチ、ネギキムチ、ニラキムチなど定番の漬け込みキムチ、チゲやスープのベースなどがあります。
使い分けのポイントは、素材の持ち味を活かしたいときや、あっさり仕上げたいときはカナリエキスを選び、しっかりコクと深みを出したいときや、白菜キムチなど定番のキムチにはイワシエキスを選ぶのがおすすめです。
もちろん、どちらか一つだけでも十分に美味しく作れます。初めて韓国の魚醤を試す方には、クセが少なく使いやすいカナリエキスから始めるのがおすすめです。
カナリエキスとナンプラーの違い
「カナリエキスはナンプラーで代用できる?」という疑問もよく聞かれます。どちらも魚を塩漬けにして発酵させた魚醤なので似ていますが、原料と風味に違いがあります。
カナリエキスは韓国の調味料で、原料はイカナゴ、発酵期間は1年以上と長く、味の特徴は淡白でまろやか、後味に甘みがあります。主な用途はキムチ、ナムル、煮物、炒め物などです。
ナンプラーはタイの調味料で、原料は主にカタクチイワシ、発酵期間は7か月〜1年程度で、味の特徴は独特の香りが強く、塩気がシャープです。主な用途はタイ料理(パッタイ、トムヤムクン、ソムタムなど)です。
代用は可能ですが、仕上がりの風味は変わります。 ナンプラーはカナリエキスに比べて香りが強く、塩気もシャープなので、同じ量を入れると風味のバランスが異なります。ナンプラーで代用する場合は、少量ずつ味を見ながら加えるのがコツです。
とはいえ、本格的な韓国料理を目指すなら、やはりカナリエキスを使うのが一番です。特にキムチやナムルなど、素材の味を大切にする料理では、カナリエキスのまろやかな旨味が仕上がりに大きく影響します。
キムチだけじゃない!カナリエキスの使い方5選
カナリエキスの用途はキムチ作りだけではありません。醤油や塩の代わりとして、普段の料理に幅広く活用できます。
1. ナムルの味付けに
ほうれん草や豆もやしのナムルを作るとき、醤油の代わりにカナリエキスを使ってみてください。ごま油との相性が良く、まろやかな旨味が加わって、いつものナムルが韓国の食堂で食べるような味に近づきます。
2. 炒め物の隠し味に
野菜炒めやチャーハンに小さじ1杯ほど加えると、味に奥行きが出ます。醤油とはまた違ったコクが生まれるので、いつもの味付けに変化をつけたいときにおすすめです。
3. スープ・チゲの味付けに
韓国のスープやチゲには、カナリエキスで味を調えるレシピが数多くあります。わかめスープや豆腐チゲに少量加えるだけで、だしの旨味がぐっと深まります。
4. 煮物の仕上げに
大根や じゃがいもの煮物に醤油と合わせて使うと、魚醤ならではの複雑な旨味がプラスされます。和食の煮物にも違和感なく溶け込みます。
5. ドレッシング・つけダレに
カナリエキス+酢+ごま油+砂糖を混ぜるだけで、韓国風の万能ドレッシングが完成します。サラダや冷しゃぶ、蒸し野菜のつけダレとしても使えます。
カナリエキスを使った簡単レシピ3選
ここからは、カナリエキスを使ったすぐに試せるレシピを3つご紹介します。どれも特別な材料は不要で、10分以内で作れるものばかりです。
レシピ①:豆もやしのカナリナムル(調理時間:約8分)
韓国の食堂で定番の豆もやしナムル。カナリエキスを使うと、醤油だけでは出せないまろやかな旨味が加わります。
材料(2人分)
豆もやし … 1袋(約200g)、カナリエキス … 小さじ2、ごま油 … 小さじ2、すりおろしにんにく … 少々(お好みで)、白いりごま … 適量、塩 … ひとつまみ(味を見て調整)
作り方
まず鍋にたっぷりの湯を沸かし、豆もやしを2〜3分茹でます。ざるにあげて水気をしっかり切ったら、ボウルに入れてカナリエキス、ごま油、にんにくを加えてよく和えます。最後に味を見て塩で調整し、白いりごまをふって完成です。
ポイント: 豆もやしは水気をしっかり切ることで、味がぼやけず仕上がります。カナリエキスの量はお好みで調整してください。
レシピ②:カナリエキスの万能ネギダレ(調理時間:約3分)
混ぜるだけで完成する万能ダレです。焼肉、冷奴、蒸し鶏、焼き魚など、何にでも合います。
材料(作りやすい分量)
長ねぎ(みじん切り)… 1/2本分、カナリエキス … 大さじ1、酢 … 大さじ1、ごま油 … 大さじ1、砂糖 … 小さじ1、白いりごま … 適量、お好みで粉唐辛子 … 少々
作り方
すべての材料をボウルに入れてよく混ぜたら完成です。
ポイント: 冷蔵庫で2〜3日保存できます。粉唐辛子を加えるとピリ辛の韓国風に、加えなければ和食にも合うマイルドな味わいになります。
レシピ③:韓国風たまごスープ(調理時間:約7分)
韓国語で「ケランクク(계란국)」と呼ばれる、やさしい味わいのたまごスープです。カナリエキスを使えば、だしの素がなくてもしっかり旨味のあるスープが作れます。
材料(2人分)
卵 … 2個、水 … 400ml、カナリエキス … 小さじ2、長ねぎ(小口切り)… 適量、塩 … 少々(味を見て調整)、ごま油 … 少々(仕上げ用)
作り方
鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したらカナリエキスを加えます。溶き卵を細く回し入れ、卵がふわっと固まったら長ねぎを加えます。塩で味を調え、器に盛ってごま油を少々たらしたら完成です。
ポイント: 卵を入れるときは、箸を伝わせるようにして細く回し入れると、ふわふわの仕上がりになります。
カナリエキスに関するよくある質問
Q. カナリエキスはどこで買えますか?
韓国食材を扱うスーパー(新大久保の韓国食材店、カルディなど)や、Amazon・楽天などの通販サイトで購入できます。当店Han Selectでもハソンジョンのカナリエキスを400g・800gの2サイズでご用意しています。
Q. 初めて買うなら、カナリエキスとイワシエキスどちらがおすすめですか?
初めての方にはカナリエキスがおすすめです。イワシエキスに比べてクセが少なく、生臭さも控えめなので、普段の料理にも使いやすいのが特徴です。キムチ作りに本格的に取り組みたい方は、両方揃えて使い分けるとさらに楽しめます。
Q. 開封後はどのくらいもちますか?
開封後は冷蔵庫で保存し、早めに使い切るのがおすすめです。発酵食品なのですぐに傷むことはありませんが、風味を保つためにはしっかりフタを閉めて冷蔵保存してください。
Q. アレルギーの心配はありますか?
ハソンジョンのカナリエキスの原材料は「いかなご」と「食塩」ですが、えびを含む旨の表示があります。甲殻類アレルギーのある方はご注意ください。
Q. 醤油の代わりとして使えますか?
使えます。ナムルの味付けや炒め物に醤油の代わりとして加えると、醤油とは異なるまろやかな塩味と旨味が楽しめます。ただし塩分濃度が高いため、少量ずつ味を見ながら加えてください。
Han Selectのカナリエキス
当店では、韓国の信頼メーカー CJハソンジョン(河善貞)のカナリエキス を取り扱っています。
原材料は「いかなご」と「食塩」だけ。韓国産のイカナゴを1年以上発酵させた、シンプルで本格的な味わいです。
お試しに便利な400gと、キムチ作りやよく使う方向けの800gの2サイズをご用意しています。
イワシエキスとの使い比べもおすすめです。
まとめ
カナリエキスは、イカナゴを塩漬けにして発酵させた韓国伝統の魚醤です。イワシエキスより淡白でクセが少なく、ナンプラーよりまろやかな旨味が特徴で、キムチ作りだけでなく、ナムル、炒め物、スープ、ドレッシングなど幅広い料理に活用できます。
醤油や塩とはひと味違う、魚醤ならではの深い旨味を、ぜひ毎日の料理に取り入れてみてください。