韓国でシャワーフィルターが常識な理由|美容大国の水事情とバスタイム習慣
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韓国でシャワーフィルターが常識な理由|美容大国の水事情とバスタイム習慣
韓国コスメやスキンケアに興味がある方なら、「韓国ではシャワーフィルターが当たり前」という話を一度は耳にしたことがあるかもしれません。
日本ではまだ馴染みの薄いアイテムですが、韓国では若い一人暮らしの方からファミリー層まで、幅広い世帯で使われています。
なぜ、韓国ではシャワーフィルターがここまで浸透しているのでしょうか。
その背景には「水への意識」「入浴文化の違い」「美容大国ならではのこだわり」という3つの理由があります。
今回は、韓国の水事情とバスタイム習慣をひもときながら、シャワーフィルターが"常識"になった理由を掘り下げていきます。
韓国の水道水は安全。でも「安心」とは限らない
まず押さえておきたいのは、韓国の水道水そのものは安全だということです。
ソウル市の水道水は「アリス(Arisu)」の愛称で呼ばれ、国際的な食品安全マネジメントシステム「ISO22000」の認証を取得しています。
WHOの基準の2倍にあたる350項目の水質検査を行っており、浄水場を出る段階での品質は世界でもトップクラスです。
ところが、韓国環境省が2024年に全国約7万2,000世帯を対象に実施した調査によると、家庭で飲用に水道水を利用している割合はわずか37.9%にとどまっています。
浄水器を設置している家庭は53.6%、市販のミネラルウォーターを購入している家庭は34.3%と、多くの人が水道水をそのまま飲むことに抵抗を感じているのが現実です。
水道水を飲まない理由としては「老朽化した水道管による不純物への懸念」が34.3%で最も多く、次いで「健康への悪影響の不安」が21.5%、「塩素の臭い」が13.2%と続きます。
つまり、浄水場から家庭の蛇口に届くまでの「配管」に対する不信感が大きいのです。
実際、ソウル市が公表したデータによると、市内の水道管の約69%が老朽化しているとされています。
ソウル市は2020年以降、水道管の取り替え・洗浄に年間数百億ウォン規模の予算を投じていますが、全ての配管が新しくなるにはまだ時間がかかる状況です。
こうした「浄水場は信頼できても、配管が不安」という感覚が、キッチンの浄水器だけでなく、バスルームのシャワーフィルターにまで対策を広げる動機になっています。
「シャワー中心」の入浴文化がフィルター普及を後押し
日本と韓国の入浴習慣の違いも、シャワーフィルターの普及に深く関わっています。
日本では「毎日お湯に浸かる」のが一般的ですが、韓国では湯船に浸かる習慣がほとんどありません。
自宅に浴槽がない家庭が多く、あったとしても日本の浴槽に比べて浅い構造で、日常的には使わないケースがほとんどです。
平日はシャワーでさっと済ませ、週末にチムジルバン(韓国式スーパー銭湯)でゆっくり体を温め、あかすりやサウナを楽しむ――これが韓国の典型的な入浴スタイルです。
つまり韓国では、毎日のバスタイム=シャワーの時間。
日本のように湯船のお湯で体を温め、最後にシャワーで流す、という使い方ではなく、シャワーだけが肌と髪に触れる水のすべてになります。
だからこそ「そのシャワーの水質をよくしたい」という発想が自然と生まれたわけです。
日本だと、お風呂に入る際は浴槽のお湯で汚れを浮かせてからシャワーで洗い流す、という使い方が多いため、シャワーの水質単体に注目する機会がなかなかありません。
でも韓国のように「シャワーだけ」の文化圏では、肌に触れるのは100%シャワーの水。
その質をフィルターで上げるという選択は、ごく合理的な判断だといえます。
美容大国の「水から始めるスキンケア」という発想
韓国の美容文化を語る上で外せないのが、「肌ケアに対する徹底的なこだわり」です。
10ステップスキンケアに代表されるように、韓国では化粧水や美容液にたどり着く前段階にも手間をかけるのが当たり前。
そんな文化の中で「スキンケアの最初のステップは、実はシャワーの水だ」という考え方が広まったのは、ある意味で必然だったのかもしれません。
残留塩素は、肌の皮脂を必要以上に落として乾燥を招いたり、髪のキューティクルを酸化させる要因になり得ることは、先日の記事でもお伝えしたとおりです。
いくら高価なシャンプーやトリートメントを使っても、その直前に塩素を含む水で髪を洗っていたら効果が半減してしまう――そう考える韓国の人は少なくありません。
こうした背景から、韓国では「ビタミンCシャワーフィルター」というジャンルが生まれました。
フィルター内のビタミンC(アスコルビン酸)が水中の残留塩素と反応して中和する仕組みで、肌や髪にやさしい水でシャワーを浴びられるというものです。
カラフルなデザインや豊富な香りのバリエーションも、韓国の美意識にマッチして爆発的に広がりました。
Verified Market Research社のレポートによると、シャワーフィルター市場は世界的にも成長を続けており、健康意識の高まり、セルフケアへの関心、都市部の水質問題などが成長の主要ドライバーとして挙げられています。
韓国発のビタミンシャワーフィルターは、そのトレンドの先頭を走る存在といえるでしょう。
韓国の水事情と日本の水事情、実は似ている部分も
ここまで韓国の事情を見てきましたが、実は日本にも共通する点があります。
まず水質面では、ソウルの水道水の硬度は約65mg/L、東京は約60mg/Lで、どちらもWHO基準で「中程度の軟水」に分類されます。硬度の差はほとんどありません。残留塩素についても、韓国では給水栓での遊離残留塩素を0.1mg/L以上保持することが規定されており、上限は4mg/L以下。
日本も下限は0.1mg/L以上で同じく法定されていて、上限は水質管理目標値として1mg/L以下とされています。
そして日本も水道管の老朽化は深刻な問題です。
厚生労働省の資料によると、法定耐用年数の40年を超えた水道管の割合は年々増加しています。
「浄水場は優秀だけど、蛇口に届くまでの配管が心配」という構図は、実は日韓で共通しているのです。
つまり、韓国でシャワーフィルターが常識になった理由は、日本にもそのまま当てはまる部分が少なくありません。
違いがあるとすれば、「シャワーだけの文化かどうか」という入浴スタイルの差と、「水質対策に意識が向いているかどうか」という消費者の関心の差くらいかもしれません。
韓国で実際に使われているSPAVELY
Han Selectが取り扱う「SPAVELY ビタミンシャワーフィルター」は、韓国のSano International社が開発・製造する韓国生まれのブランドです。
Amazon USAやAlibaba、韓国のbuyKOREAなどでも流通しており、韓国国内だけでなくグローバルに展開されています。
SPAVELYの特徴は、高濃度ビタミンCゲルが残留塩素を中和・低減すること。加えて、カタツムリ粘液エキスやトレハロースなど韓国美容でおなじみの保湿成分が配合されているのも、韓国ブランドならではのポイントです。
香りはローズ、ラベンダー、フリージアなど6種類から選べるので、その日の気分に合わせてバスタイムを楽しめます。
「韓国の人たちが毎日使っているのと同じ発想のフィルターを、日本の自宅でも手軽に試してみたい」――そう思った方は、ぜひSPAVELYの商品ページをチェックしてみてください。
取り付けは工具不要で約30秒、G1/2規格対応なのでTOTOやLIXILなど国内の主要メーカーのシャワーにそのまま使えます。
→ SPAVELY ビタミンシャワーフィルターの詳細はこちら
まとめ
韓国でシャワーフィルターが常識になった背景には、水道管の老朽化への不安、シャワー中心の入浴文化、そして美容大国ならではの「水からケアする」という発想がありました。
そして、水道管の老朽化や残留塩素の問題は日本にも当てはまるテーマです。
韓国の人たちが「当たり前」としてやっているシャワーフィルター習慣を、日本の毎日のバスタイムにも取り入れてみてはいかがでしょうか。