シャワーの塩素は頭皮に影響する?抜け毛・薄毛が気になる人の塩素対策

シャワーの塩素は頭皮に影響する?抜け毛・薄毛が気になる人の塩素対策

シャワーの塩素は頭皮に影響する?抜け毛・薄毛が気になる人の塩素対策

「最近、排水口にたまる抜け毛が増えた気がする」
「頭皮がかゆい、乾燥する、フケが出やすくなった」

そんな悩みを抱えて原因を調べていくと、「水道水の塩素が頭皮に良くないらしい」という情報にたどり着いた方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、水道水の塩素が薄毛の「直接的な原因」になるかどうかは、現時点では科学的に断言できません。
薄毛の原因は遺伝やホルモンバランス、生活習慣など多岐にわたるからです。

ただし、塩素が頭皮や髪のタンパク質にダメージを与えることは研究で確認されており、頭皮環境を悪化させる「要因のひとつ」になり得るというのは、多くの専門家が指摘しているところです。

この記事では、シャワーの塩素が頭皮にどう影響するのかを仕組みから整理したうえで、今日から始められる現実的な塩素対策についてまとめています。


水道水の塩素が頭皮や髪に与える影響

タンパク質を酸化させる

髪の毛も頭皮の角質層も、主成分はケラチンというタンパク質です。
そして塩素には、タンパク質を酸化させる性質があります。

2025年に住宅設備メーカーのLIXILが日本薬学会で発表した研究では、水道水程度の残留塩素であっても、繰り返し髪に触れることで、毛髪表面のキューティクルだけでなく、内部のコルテックスと呼ばれる層にまでタンパク質の酸化が及ぶ可能性が確認されています。
残留塩素を除去した浄水ではこの反応が見られなかったことから、ダメージの原因が塩素にあることが示唆されました。

キューティクルが損傷すると、髪内部の水分やタンパク質が流出しやすくなり、きしみ・パサつき・切れ毛といったトラブルにつながります。

頭皮の皮脂を必要以上に取り除く

塩素の殺菌力は、頭皮表面の皮脂にも作用します。
皮脂は「落とすべき汚れ」のイメージが強いかもしれませんが、実は頭皮のバリア機能を担う大切な存在でもあります。

塩素によって必要な皮脂まで過剰に除去されてしまうと、頭皮が乾燥し、かゆみやフケの原因になることがあります。
乾燥した頭皮は外部からの刺激を受けやすくなるため、炎症や肌荒れを起こしやすい状態です。
頭皮環境が悪化すれば、健康な髪が育ちにくくなるのは想像に難くありません。

頭皮の常在菌バランスを崩す可能性

あまり知られていませんが、頭皮にはさまざまな常在菌が住んでいて、これらが頭皮の健康を維持する役割を果たしています。
塩素はそもそも殺菌のために水道水に入れられているものなので、シャワーで毎日頭皮に塩素を浴びせ続ければ、常在菌のバランスに影響を与える可能性も考えられます。

常在菌が減りすぎると、雑菌が繁殖しやすくなったり、頭皮に炎症が起きたりすることがあります。
これも頭皮トラブルの「地味だけど見過ごせない」要因のひとつです。


「塩素だけが原因」ではないけれど、無視もできない

ここまで読んで「じゃあ塩素を除去すれば薄毛が治るの?」と思われたかもしれません。正直に言うと、そう単純な話ではありません。

薄毛や抜け毛の原因は、大きく分けると以下のように複数あります。

まず、男性型脱毛症(AGA)のように遺伝や男性ホルモンに起因するもの。
これはシャワーの水質を変えたところで根本的に改善されるものではなく、気になる場合は医療機関への相談が最善です。

次に、ストレス・睡眠不足・栄養の偏りといった生活習慣に関わるもの。
そして、頭皮の乾燥・皮脂の過剰分泌・炎症といった頭皮環境に関わるもの。

塩素対策が貢献できるのは、主にこの「頭皮環境」の部分です。
塩素による頭皮への刺激を減らすことで、頭皮が本来持っている健やかなコンディションを維持しやすくなる——それが塩素対策の現実的なメリットです。

育毛剤やシャンプーにこだわっている方は多いと思います。
でも、せっかく良い成分を頭皮に届けても、シャワーの水そのものが頭皮にダメージを与えていたら、ちょっともったいないですよね。
塩素対策は「それだけで薄毛が改善する魔法」ではありませんが、頭皮ケア全体の土台を整える第一歩として、やっておいて損はない対策です。


今日から始められる塩素対策

対策①:シャワーの温度を見直す

実は、シャワーの温度を少し下げるだけでも頭皮への負担は軽減できます。
熱いお湯は皮脂を落としすぎるだけでなく、塩素の刺激も感じやすくなります。
38〜40℃くらいのぬるめのお湯で頭を洗うことを意識するだけで、頭皮の乾燥がやわらぐことがあります。

これはお金もかからないので、今日からすぐに試せる方法です。

対策②:シャンプー前にお湯で十分に予洗いする

シャンプーをつける前に、1〜2分かけてお湯だけで頭皮と髪をしっかり洗い流す「予洗い」を丁寧に行いましょう。
予洗いで汚れの7〜8割が落ちるとも言われていて、そのぶんシャンプーの泡立ちも良くなります。
結果として、シャンプーの使用量が減り、すすぎの時間も短くなるため、塩素を含んだ水に頭皮がさらされる時間を短縮できます。

対策③:浴槽のお湯を使って仕上げのすすぎをする

浴槽にお湯を張っている場合、最後のすすぎを浴槽のお湯で行う方法もあります。
浴槽のお湯は時間が経つにつれて塩素が揮発し、蛇口から出したばかりの水よりも残留塩素が低くなっています。
昔から「一番風呂は肌に良くない」と言われるのも、最初のお湯は塩素が多いことが理由のひとつです。

ただし、この方法は浴槽にお湯を張る習慣がある方に限られますし、衛生面を考えるとあくまで補助的な手段です。

対策④:シャワーフィルターを取り付ける

ここまで紹介した対策は、塩素の「影響を和らげる」ものですが、塩素そのものを減らすわけではありません。
もっとも直接的なアプローチは、シャワーの水から塩素を除去する製品を使うことです。

選択肢としては「浄水シャワーヘッド」と「外付けシャワーフィルター」の2タイプがあります。

浄水シャワーヘッドは、シャワーヘッドごと交換するタイプ。
活性炭フィルターを内蔵したものが主流で、カートリッジ寿命が長く、塩素以外のニオイや汚れも除去できるのが強みです。
ただし、価格は数千円から1万円以上するものが多く、今使っているシャワーヘッドは使えなくなります。

外付けシャワーフィルターは、シャワーヘッドとホースの間にねじ込むだけで使えるタイプ。
今のシャワーヘッドをそのまま使えるので、手軽さという点ではこちらに分があります。
ビタミンC方式の製品が多く、初期費用も比較的抑えめです。


「まずは試してみたい」方へ

頭皮のことが気になり始めて、「とりあえず何か対策を始めたい」という段階であれば、工事不要で手軽に取り付けられる外付けシャワーフィルターから試してみるのもひとつの方法です。

当店で取り扱っているSPAVELY(スパベリー)ビタミンシャワーフィルターは、シャワーヘッドとホースの間に接続するだけで取り付けが完了する外付けタイプです。
高濃度のビタミンC(アスコルビン酸)ゲルが水に溶け出し、残留塩素を中和・低減します。

さらに、カタツムリ粘液エキスやトレハロースなどの保湿成分も配合されているため、塩素を減らしながら、シャワーの水自体にうるおいをプラスできるのが特徴です。

取り付けは約30秒、工具不要。国際標準規格(G1/2)対応なので、TOTO・LIXIL・SAN-EIなど国内主要メーカーのシャワーヘッドにそのまま使えます。
「まずはシャワーの水を変えるところから始めてみよう」という方にとって、手軽な入り口になるはずです。

 SPAVELY ビタミンシャワーフィルターの詳細はこちら


まとめ:頭皮ケアの「盲点」を見直してみる

抜け毛や薄毛が気になると、育毛剤、シャンプー、サプリ、食事、睡眠…と、いろいろな対策に目が向きます。
もちろんどれも大事なことですが、意外と見落とされがちなのが「毎日浴びているシャワーの水」です。

水道水の塩素は、頭皮のタンパク質を酸化させ、皮脂を落としすぎ、常在菌のバランスを崩す可能性があります。
それ自体が薄毛の決定的な原因になるとは言い切れませんが、頭皮環境を悪化させる要因のひとつであることは確かです。

シャワーの温度を下げる、予洗いを丁寧にする、シャワーフィルターを取り付ける。
どれも今日から始められるシンプルな対策ばかりです。
頭皮のためにできることを積み重ねていく中で、「浴びる水」を見直すことが、地味ながらも確かな一歩になるのではないでしょうか。

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