シャワーフィルターの塩素除去、仕組みの違いは?ビタミンC・活性炭・亜硫酸カルシウムを比較

シャワーフィルターの塩素除去、仕組みの違いは?ビタミンC・活性炭・亜硫酸カルシウムを比較

シャワーフィルターの塩素除去、仕組みの違いは?ビタミンC・活性炭・亜硫酸カルシウムを比較

「シャワーの塩素対策をしたいけど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」

そう思って調べ始めたものの、「活性炭」「亜硫酸カルシウム」「ビタミンC」と聞き慣れない言葉が並んでいて、余計に迷ってしまった——という方は多いのではないでしょうか。

実は、シャワーの塩素を除去する仕組みにはこの3つの方式があり、それぞれ得意なこと・苦手なことがかなり違います。
高いものを買えばいいというわけでもなく、生活スタイルや「何を重視するか」で正解が変わってくるのがやっかいなところです。

この記事では、3つの方式を仕組みからしっかり比較したうえで、「結局どれを選べばいいの?」という疑問にお答えしていきます。


そもそも、なぜシャワーの塩素を除去するの?

本題に入る前に、「塩素除去って本当に必要?」という疑問に簡単に触れておきます。

日本の水道水には、安全な飲み水として届けるために「残留塩素」が含まれています。
これ自体は法律で定められた大事な仕組みなのですが、塩素にはタンパク質を酸化させる性質があります。

髪の毛のキューティクルも、肌のバリア機能を支える角質層も、主成分はタンパク質です。
毎日のシャワーで塩素を含んだ水を浴び続けることで、髪のきしみや肌のつっぱり感につながる可能性が指摘されています。

とはいえ、日本の水道水の塩素濃度は健康に害があるレベルではありません。
あくまで「髪や肌への刺激をもう少し減らしたい」という方にとっての選択肢です。
そのうえで、「どうやって塩素を減らすか」の部分で、3つの方式の違いが重要になってきます。


塩素除去の3つの方式、それぞれの仕組み

方式①:活性炭(かっせいたん)

活性炭は、ヤシ殻や石炭などを原料にして高温で加工した炭素素材です。
表面に無数の微細な孔(あな)があり、この孔に塩素やニオイの原因物質が「吸着」されることで除去されます。
いわば、小さなスポンジが水の中の不要な成分を吸い取っていくようなイメージです。

活性炭の大きな特徴は、塩素だけでなく、カルキ臭や水道管由来のニオイ、微細な汚れまで幅広く取り除けること。
いわゆる「総合的な水質改善」に向いた方式です。

ただし、水がフィルターを通過する際に、わずかに水圧が落ちることがあります。
また、塩素との反応速度は他の2つに比べるとゆるやかなので、水をサッと通すだけでは除去しきれない場合もあります。

方式②:亜硫酸カルシウム(ありゅうさんカルシウム)

亜硫酸カルシウムは、塩素と直接「化学反応」を起こして無害な物質に変えるタイプのろ材です。
ヨーロッパでは食品添加物としても使われている安全性の高い物質で、反応速度が非常に速いのが特徴です。

水が通過した瞬間に塩素を分解してくれるので、シャワーの勢いを保ったまま塩素除去ができます。
また、40℃前後のお湯で最も除去能力を発揮するため、シャワーとの相性が良い方式といえます。

一方で、塩素以外の不純物(ニオイや汚れ)は除去できないという弱点があります。
あくまで「塩素だけをピンポイントで除去する」方式です。
また、体質によっては肌に合わない方もいるようなので、敏感肌の方は少し注意が必要です。

方式③:ビタミンC(L-アスコルビン酸)

ビタミンCによる塩素除去は、レモンやオレンジにも含まれるアスコルビン酸が塩素と化学反応を起こし、無害な物質に中和する仕組みです。

反応は即効性があり、塩素をほぼ完全に中和できるのが最大の強みです。
水圧の低下もほとんどありません。
さらに、ビタミンCが水に溶け出すことで、石鹸カスや水垢がつきにくくなるというおまけの効果も期待できます。

弱点としては、カートリッジの寿命が3方式の中で最も短い(1〜3ヶ月程度)こと。
活性炭と同じく塩素以外の不純物除去は得意ではありません。
ただ、ビタミンC自体が肌にやさしい成分でもあるため、肌への刺激という面では安心感がある方式です。


3方式を一覧で比較してみる

言葉だけだと違いがわかりにくいので、主なポイントを表にまとめてみました。

比較項目 活性炭 亜硫酸カルシウム ビタミンC
塩素除去の仕組み 吸着(孔に塩素を吸い取る) 化学反応(塩素を分解) 化学反応(塩素を中和)
除去スピード ゆるやか 非常に速い 速い
塩素以外の除去 ニオイ・汚れも除去できる 塩素のみ 塩素のみ
水圧への影響 やや低下することがある ほぼ影響なし ほぼ影響なし
カートリッジ寿命 5〜12ヶ月(長い) 2〜4ヶ月(中程度) 1〜3ヶ月(短い)
ランニングコスト 低い やや高い やや高い
お湯への対応 高温では効果が落ちる 40℃前後で最も効果的 温度の影響は少ない
敏感肌への相性 刺激が少ない 体質による やさしい成分
主な製品タイプ シャワーヘッド一体型が多い シャワーヘッド一体型が多い 外付けフィルターにも多い

こうして並べてみると、「万能な1位」はなく、それぞれに明確な長所と短所があることがわかります。


じゃあ、結局どれを選べばいいの?

ここまで読んでいただいた方には、「自分に合うのはどれか」がなんとなく見えてきたかもしれません。とはいえ、もう少し具体的に整理しておきます。

水の「質」を幅広く改善したいなら → 活性炭

水道管の古い建物に住んでいたり、水のニオイが気になる方は、塩素だけでなく不純物やニオイもまとめて除去できる活性炭方式が合っています。
カートリッジ寿命も長く、コスパを重視する方にも向いています。
ただし、シャワーヘッドごと交換する一体型が主流なので、お気に入りのシャワーヘッドを使い続けたい場合は選びにくいかもしれません。

とにかく塩素除去の性能を最優先するなら → 亜硫酸カルシウム

反応速度と除去能力はこの方式がトップクラスです。
シャワーの水圧もほとんど落ちません。毎日熱めのシャワーを浴びる方には特に相性が良いでしょう。
ただし、敏感肌の方は体質に合うかどうか、最初に確認しておくのがおすすめです。

肌や髪へのやさしさ+手軽さを求めるなら → ビタミンC

ビタミンCは「肌に塗っても大丈夫な成分」で塩素を中和するため、肌へのやさしさという点では安心感があります。
カートリッジ寿命は短めですが、そのぶんフィルターが小型で、今使っているシャワーヘッドをそのまま使えるのが大きなメリットです。


見落としがちな「取り付け方式」の違い

ろ材の種類と並んで、もうひとつ意外と大事なのが「取り付け方式」です。

シャワーの塩素除去製品は、大きく分けて2タイプあります。

ひとつは、シャワーヘッドごと交換する「一体型」
活性炭や亜硫酸カルシウムの製品はこのタイプが多く、節水機能やミスト機能など塩素除去以外の機能も一緒に搭載されていることがあります。
ただし、数千円〜1万円以上する製品も多く、今使っているシャワーヘッドは使えなくなります。

もうひとつは、シャワーヘッドとホースの間に取り付ける「外付けフィルター型」
ビタミンC方式の製品にこのタイプが多く、今のシャワーヘッドを替えずにそのまま使えるのが最大のメリットです。
取り付けに工具もいらないので、賃貸住まいの方や、「まずは試してみたい」という方にはぴったりです。

初期費用は外付けフィルター型のほうが圧倒的に安く済みます。
「いきなり1万円のシャワーヘッドを買うのはちょっと…」という方は、まず外付けフィルターで塩素除去の効果を体感してみるのもひとつの手です。


「ビタミンC × 外付けフィルター」が気になった方へ

ここまで読んで「ビタミンC方式の外付けフィルター、ちょっと試してみたいかも」と感じた方には、当店で取り扱っているSPAVELY(スパベリー)ビタミンシャワーフィルターをご紹介させてください。

SPAVELYは韓国で広く使われているシャワーフィルターで、高濃度のビタミンC(アスコルビン酸)ゲルが水に溶け出して残留塩素を中和・低減します。
さらに、カタツムリ粘液エキス・ミルクパウダー・トレハロースといった保湿成分と、選べる6種類のアロマの香りも配合されています。

取り付けはシャワーヘッドとホースの間にねじ込むだけ。
約30秒で完了し、工具も工事も必要ありません。国際標準規格(G1/2)対応なので、TOTO・LIXIL・SAN-EIなど国内の主要メーカーのシャワーヘッドにそのまま使えます。

「塩素除去を始めてみたいけど、シャワーヘッドを丸ごと買い替えるのは迷う」

そんな方にとって、手軽な第一歩になれるアイテムだと思います。

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まとめ:3方式の「正解」は人それぞれ

最後に、もう一度ポイントを整理しておきます。

シャワーの塩素除去には、活性炭・亜硫酸カルシウム・ビタミンCの3つの方式があり、それぞれ仕組みも得意分野も異なります。
「水質を総合的に改善したいなら活性炭」「塩素除去の性能を最優先するなら亜硫酸カルシウム」「肌へのやさしさと手軽さならビタミンC」——というのがざっくりとした選び方の目安です。

また、シャワーヘッドごと交換する一体型と、今のシャワーヘッドに追加する外付けフィルター型の違いも、選ぶうえでは見逃せないポイントです。

どの方式を選んでも、塩素を浴び続ける「何もしない状態」よりは、髪や肌にとってプラスになるはずです。まずは自分の生活スタイルに合った方法から、気軽に始めてみてはいかがでしょうか。

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